胸の小さい人にとって、豊胸手術は夢のような画期的な方法の一つです。しかし、近年豊胸手術における技術が進歩したといっても、後遺症や加齢による型崩れなどのリスクと隣り合わせになっているのも豊胸手術の特徴の一つです。どんな手術であれ、多少のリスクはつきものですが、豊胸でのリスクはどんなものなのでしょうか。まず、一般的な豊胸手術であるシリコンバッグ挿入法におけるリスクは、拒否反応です。
シリコンは元々異物であるため、それを体内で排除しようとする作用が働くことで体内で膜を作ります。それは胸が硬くなったり変形する原因となるため、ひどい場合はまた胸を切り開いて除去する必要があります。脂肪注入法におけるリスクは、自分の脂肪細胞を注入するので拒否反応は少ないのですが、注入した細胞が壊死してしまうとしこりができて、それがまた皮膜に覆われることによって石灰化して胸が硬くなります。この原因は、一度に大量の脂肪を入れたことによる壊死であり、細胞が壊死しないように少量ずつ注入していくことで避けられるリスクでもあります。
ヒアルロン酸によるリスクとは、注入するヒアルロン酸のクオリティによって、皮膜ができてやはり胸が硬くなってしまうことです。クリニックによっては顧客獲得のために、料金の価格を下げる病院もありますが、施術料金を下げる代わりにヒアルロン酸の質を低下させて料金をさげている悪質なクリニックもありますので、多少費用がかかっても質の良いヒアルロン酸を使用しているクリニックを選ぶようにするようにしましょう。美容整形というのは、リスクとは切れない関係にありますが、それでも満足のいく結果になるのであれば非常に効率よく理想の姿になれる施術でもあります。ただ、リスクや後遺症のこともしっかりと頭に入れて、慎重に受けることが望ましいとされます。