豊胸手術の中でも、シリコンを挿入するバッグ法は、劇的なバストアップが期待できる豊胸術の一つです。ただ、胸を切開してシリコンを挿入するため、術後から日常生活を普通に送れるようになるまでのダウンタイムも長く、アフターケアとメンテナンスが重要となってきます。シリコンバッグ法の豊胸手術後は、3ヶ月はしっかりと病院に通う必要があります。シリコンが体質に合わない場合、体内で皮膜拘縮が起こる可能性があり、それはだいたい3ヶ月以内に起こるとされているからです。
また、挿入したシリコンに種類にもよりますが、しばらくはマッサージをして胸が変形したり硬くならないようにする必要もあります。ワイヤーが入ったブラは、胸を圧迫して変形させてしまう恐れがあるので、しばらくはスポーツブラなどで過ごすようにします。また、バッグ挿入法は半永久的に持続する方法ではないので、劣化したり破損したりする前に取り替える必要があります。挿入後、10年くらい経つと寿命と思ったほうが良いかもしれません。
加齢によって体型が変化しているのに、胸の形だけは不自然に大きく若い頃のままにように大きく型くずれしていないことで、不自然な体型になることもあるので、劣化や破損のことを考えたら10~15年経過したら一度手術を受けたクリニックに相談に行くようにしましょう。シリコンバッグの性能や品質は、日々技術の進歩により格段に良くなっていますが、それでも半永久的に使用できるものではないので、交換するか、あるいは除去するようにしましょう。